人が造ったものは、いつか消えて無くなります。
それは、天災だけでなく、人間の手で壊してしまうことも…。
それが、長い歴史の中、世界中で当たり前に繰り返されてきました。
もったいないことです……。

そんな世の中が当たり前な中、人吉球磨には、「相良700年」と呼ばれるほど長い間この土地を治めていた相良という名のお殿様がいました。そのお殿様の想いは民衆の心に届き、一体となってまちづくりが行われてきたのです。
それは、現代でも「信仰」という形で受け継がれ、700年どころか、それ以上の歴史を持つ文化財がこの地に数多く残っているという奇跡を生んでいます。

日本の有名な小説家が、人吉球磨を「日本でもっとも豊かな隠れ里」と表現しています。その言葉通り、球磨盆地に暮らす人々は、土地に受け継がれる独自の文化・信仰と共に、シンボルでもある神社・仏閣・仏像などを大事に守り続けてきました。
これらの遺産が現代に残っていることは、大変貴重で、感謝することなのです。

過去から今へ。
そして、未来へ継承する日本遺産。
まずは、あなたに知ってもらうことが、未来につながる大事なステップなのです。

人吉球磨で出会える
日本遺産

人吉球磨で実際に体感することのできる20の文化財をご紹介します。
建築様式や装飾など、独自に伝わる技術など、たくさんある見どころをお楽しみください。